Thomas Bernstrand

トーマス・バーンストランド

 1988年から1989年までロンドンのInchbald School of Designで学んだ後、Denmarks Designskole、 KonstfackのUniversity of Arts、KonsthogskolanのUniversity of Fine Artsなど複数の学校で、インダストリアルデザインやクラフト&デザイン、ファインアートなどを学びます。

 

 Bernstrand & Coは、Ernst Bernstrandによって1928年、ストックホルムの古い町に建てられた船舶工場だったが、現在は、ストックホルムの南地区の島、ソーデルマルムに場所を移し、デザイン会社としてプロダクト、家具、インテリアデザイン、そしてアートを手掛けています。ソーデルマルムは、多くの若手デザイナーやそのタマゴたちが、アトリエを共有しながら暮らす、若者に人気のエリアです。

 

 トーマス・バーンストランドが、自身の事を「デザイナーというよりも発明者」というように、日常の問題を解決してくれるようなユニークなものが彼の作品には多いです。ストックホルム家具見本市で発表した「gobble」のように、日常生活がアイディア発明の場となっています。

 

 スウェディッシュモダンの旗手として、今もっとも話題性のあるトーマス・バーンストランドには、IKEAやNola、Swedese、Zero Lightingなどスウェーデンメーカーを中心に、日本のアスクル、E&Y、デンマークのMuutoなどがクライアントとして付いています。2005年、EDIDA/Elle Deco SwedenのDesigner of yearを、また「Uddabo」でスウェーデンのProduct of the yearを受賞しています。

 

 

Gobble for CBI design,David design

北欧ではコートを着用する期間が長く、友人のパーティに出かけた時に、たくさんのコートがハンガーに掛かりきらず、いくつかが床に落ちて汚れてしまっていたのを見て思いついたという、コートハンガーです。大量のコートを省スペースで掛けることができます。

 

 

 

Uddabo for IKEA

端にプランニングベンチを備えたキッチンテーブルです。食べる場所よりもキッチンテーブルを必要とするアクティブな人達のために考案されました。プランニングベンチ部分は、パンやカニなどをカットするのにも使えます。