Chris Kabel

クリス・カベル 

 

 

 2001年、アイントホーフェンデザイン大学卒業後、ロッテルダムを拠点に活動を始めます。クリス・カベルの卒業制作のプロジェクトは、現在も進行中で、そのひとつ、「Sticky Lamp」はDroog designのパーマネントコレクションとなっており、2002年4月から、ミラノのHotel Droogにディスプレイされています。「Sticky Lamp」は、1つのランプとして使えるのはもちろん、シャンデリアにもなる拡張可能なモジュラータンプになっています。もうひとつの「ADDFUNCT glasses」は、Mobachによって生産販売される予定です。また、彼の作品は、アムステルダムのStedelijk Museumのコレクションの一部になっています。

 

 現在、Droog designを始め、moooi、Heineken、levis、Volkswagenなど、服、ジュエリー、家具、ドリンクと幅広いクライアントを持っています。なかでも、moooiから発売された「Flames Lamp」は、2003年のミラノサローネ、2004年の100%designなどでも展示され、クリス・カベルのなかでは特に有名な作品です。これは、現代のテクノロジーとクラシックなデザインが融合したガスランプです。彼いわく、自分の作品には、オーセンティックな機能性を持たせたいのだと言っています。

 

 

Flames for moooi(左)

ガスカートリッジで点灯するガススタンドです。クラシカルなフォルムに、オーセンティックな機能を持たせています。

 

Sticky Lamp for Droog Design(右)

大きな吸盤で電球を被ったライトです。天井、壁、窓、ドア、そして床、どこにでも装着できるインスタントライトです。

 

 

 

Shady Lace for Droog Design

このパラソルの下では、いつでも木陰にいる感覚を味わえるというものです。

 

 

 

Mesh chair for Sofa foundation

チェアは通常カバーで被われていますが、それを取り払って、その構造をあらわにしていまっているデザインです。