Eric Gizard

エリック・ジザール

 

 

 1984年Duperre School for Applied Arsを卒業。建築家ミッシェル・ボワイエやUNIFA、VIAで働いた後、ファッショントレンドエージェンシーのNelly Rodiに1989年から1994年まで所属する。フリーランスを経て、E.G.A.AGENCYをパリに設立します。E.G.Aは、多様多種な才能を持った10人のプロフェッショナル集団で、インテリアデザインをはじめ、建築など、空間にまつわる幅広い活動を行っています。

 

 また、エリック自身は、2005年パリのメゾン・エ・オブジェにおいて、「未来を予測して表現するクリエーター」として、アンドレ・プットマンとともにデザイナー・オブ・ザ・イヤーに選ばれました。エリックの手がける空間やオブジェには、非常に革新的で、とても強いパーソナルな何かを感じることができます。エリックのインスピレーション源は、コンテンポラリーなデコラティブアートにあると言います。強いコントラスト、日日常的なマテリアルやカラー、光と闇の明暗配合効果の創造、伝統とモダニティの知的なミックス、これらは彼のデザインを特徴づけるものです。広範囲に及ぶ彼の興味や才能は、世界から注目を集め、様々なプロジェクトに携わるようになります。日本のマンション・パリのジャン・パトゥーのブティック、マイアミのジュエリーショップ、ロンドン・ノッティングビルのアパートメント、エールフランス航空のラウンジなどです。

 

 エリック・ジザールの元々の折衷主義の趣向は次第に、シンプルな創造、エレガントなフォルム、流動性、明快さなど、洗練されたスタイルへと発展し、現在は、直線的な美しいラインが特徴的なメーカーArtelanoの家具や、エルメスのコーヒーカップ、クリスタルメーカーセント・ルイスの照明などを手がけています。

 

 

 

 

 

 

Table Basse Glass for Artelano

漆塗りされたメタルフィートが支えているのは、美しくカーブを描く、繊細なガラスのテーブルトップ。ガラスにも漆が塗られており、より深みのあるブラックが、ミステリアスな風域を醸し出しています。