2009年

9月

29日

フィリップ・スタルク「Bubu 2」

スタルクが手掛けた、便利でグラマラスな輝くスツール。

フィリップ・スタルクがアートディレクターを務めるフランス×◯社より、ゴージャスで存在感たっぷりのスツール「Bubu 2」が登場しました。1986年に発売されたBubu 1erの新色で、クロムメッキが施されています。座面がフタになり、あるときは洗濯バスケットやストッカーとして、実用度も抜群です。

 

 

 

2009年

9月

23日

ピート・へイン・イークのあたたかな光

秋の夜が待ち遠しくなるキャンドルホルダー。

廃材や工場などから出る廃棄物を使って独創的な作品を生み出すオランダ人デザイナー、ピート・へイン・イーク。世界中で注目されている彼が、今年のミラノ・サローネで発表したのはスチール製のキャンドルホルダーです。フラットな星を折り曲げて作るシンプルなデザイン。大小さまざまのキャンドルを灯して、秋の夜長を楽しもう。

 

 

 

2009年

9月

17日

デザインハウス「ファミリーチェア」

ちょっとずつ違う4脚の椅子で、家族団らんの夕べ。

北欧デザイナーのアイディアひしめくデザインショップ「デザインハウス ストックホルム」。注目の新人、リンダ・ノードクヴェストによる「ファミリーチェア」は、スウェーデンの伝統的なデザインを現代風にアレンジしたダイニングチェアのセットです。似ているようで少しずつデザインの異なる4脚の表情は、まるで家族そのものです。

 

 

 

2009年

9月

12日

ガエターノ・ペシェ「SERIE UP」

女性の体をかたどった、UPが限定バージョンで登場です。

1969年、創立4年目の B&B Italia とガエターノ・ペシェのコラボで生まれた「SERIE UP」。斬新な製法が話題になりました。特にアンチテーゼとして鉄球に繋がれた女性をモチーフにしたUP5_6は世界中にインパクトを与えました。誕生40周年を記念して発表されたUP5_6はシルバーの張り地を施したシリアルナンバー入りの限定バージョンです/

 

 

 

2009年

9月

06日

7人7色の「セブンチェア」

若手デザイナーたちの個性が光る「セブンチェア」

アルネ・ヤコブセンの「セブンチェア」が新たな色をまとって、ミラノサローネに登場しました。写真のネオンピンクはアッレク・レヴィが、ポリッシュドアルミニウムはハイメ・アジョンが手掛けたスペシャルカラーです。他にもマーティン・バース、nendo、ファビオ・ノヴェンブレといった注目の若手デザイナー7人の手による個性的なカラーがそろっています。

 

 

 

2009年

8月

31日

田中千尋の新たなる光の世界

小さな花で表現された「Konreito」

「光」をテーマに国内外で創作活動に携わる田中千尋。自身のライティングブランド、CHIHIRO TANAKAの新作は、球体に六角形の花を咲かせて金平糖を表現したというフロアランプ、その名も「Konpeito」です。箔や和紙、折り紙を用いた700ものパーツをすべて手作業で留め合わせるという、人の手が作り出した光の結晶です。消灯時には可憐に見える花々が、点灯すると暗闇のなかで妖艶な光を放ちます。

 

 

 

2009年

8月

26日

クライシス・コレクションにソファが登場

ピート・へイン・イークが紡ぐ、色とりどりの布たちの記憶。

スクラップ材木や工場廃棄物を用い、ユニークでメッセージ性の高いアイテムを発表しているピート・へイン・イーク。代表的な「クライシス・コレクション」にソファが加わりました。本体は素朴なデザインのプライウッド製です。座や背部、クッションにはヴィンテージファブリックを使用しています。それぞれに表情豊かな生地を組み合わせたパッチワークのようなソファです。

 

 

 

2009年

8月

19日

岡本公一「コンポジション チェア」

マニア心をくすぐる、ハードボイルドな一脚。

岡本光市がデザイナーを務める共栄デザイン。照明器具をはじめとするユニークなアイテムは海外でも人気があります。ニューフェイスの「コンポジション チェア」は硬質アルミニウム線のみを素材に使ったチェアです。溶接やボルトなどは一切使わず、専用の治具を用いて完全手作業で制作されています。座り心地もさることながら、そのハードな出で立ちを楽しみたい一脚です。

 

 

 

2009年

8月

13日

paper - wood STOOL for DRILL DESIGN

木と色厚紙を、交互に積層するというアイディア。

とりどりの厚紙とシナベニヤを重ねてプレスしたクローバー合板を使った「paper - wood STOOL」です。ドリルデザインはデザイナーズブロックの展示会場にて合板のスツールを発表しました。「何よりもこのチャーミングな板材を使った賢いデザインがユニークで楽しい!遠目にはフルムが、知覚によると新鮮なマテリアルが目を引きます」とこのスツールを手掛けた茂木雅代さんは言っています。

 

 

 

2009年

8月

07日

東芝 × takram × 松井亮

手で触れると、電球がドクドク脈打つ。美しさと驚きに満ちた空間。

東芝が「OVERTURE(序曲)」と題した展示でミラノに進出しました。たくさんの電球は、実はLEDが仕込まれた電球型のガラス器。触れると心臓のように鼓動します。「白熱電球から歴史が始まった東芝が、来年一般白熱電球の生産を終えることから、その寂しさと未来に思いを馳せ、懐かしい橙色の光をLEDで表現しました」と、takramの渡邉康太郎さんは言っています。

 

 

 

2009年

7月

31日

コンスタンチン・グルチッチ「360° Chair」

働く人のことを考えて仕上げた、「360° Chair」

スチールのフレームにエポキシ塗料で塗装、シート部はポリウレタンで座り心地も上々のチェアです。「お店で働く人や、アトリエで作業する人など、立ったり座ったりする人のための椅子。後ろ向きにも座れる。それこそ360°、自由に使ってほしい。モノづくりはメーカーの協力あってこそ。自分だけではデザインは実現できないし、環境面でもどんな素材が用意されるかによる。」とデザイナーのコンスタンチン・グルチッチは語っています。マジスから発表されたチェアです。

 

 

 

2009年

7月

24日

セシリエ・マンツのテーブル「エッセイ」

セブンチェアと相性抜群、無垢のテーブルが登場です。

フリッツ・ハンセンが抜擢したデザイナー、セシリエ・マンツ。デンマークを拠点に活動中です。彼女の新作として、幅が最大で約4mにもなるエクステンションテーブル「エッセイ」を完成させました。「永く使ってほしいから、シンプルな形状と無垢材の天板にこだわったの。商品名については、私にとって、テーブルは家の中心。子ども達が遊んでいたり、仕事をしたり、みんなでご飯を一緒に食べたり。そこは、日常の出来事から、ちょっとした事件まで、家族の物語とともに人生が刻まれる愛すべき場所。エッセイという名はそのすべてを表現している言葉だと思うわ」とセシリエ・マンツさんは語っています。

 

 

 

2009年

7月

19日

フロスの新作「LIFE(ライフ)01」

LEDのパワーが開花、光の新時代がやってきました。

光と水と生命3要素が成す、フロスの新作「LIFE 01」。なんと花が枯れると消灯してしまう、という不思議な花器形照明です。これはLEDが仕込まれたベース底と、口部分に茎が触れることで点灯し、水を吸い上げる茎が、電流導体として作用しているからなのです。

 

 

 

2009年

7月

13日

「Lacrime del Pescatore」(漁夫の涙)

最新技術が可能にした、アーティスティックな光の競演。

インゴ・マウラーが、35年以上前に訪れたイタリア、ヴェニス。この「Lacrime del Pescatore」(漁夫の涙)は、そこで見た漁の網がインスピレーションの源になりました。ナイロン製の網にあしらわれた約350個のスワロフスキーは、天井からの光を受け、網からこぼれる雫のようなきらめきを見せます。

 

 

 

2009年

7月

08日

森田恭通デザインの「ラ・シェーズ」

迷彩柄の「ラ・シェーズ」が、東京の緑化を進める一歩に。

イームズの「ラ・シェーズ」を旬のアーティストがカスタマイズして、オークションにかけるhhstyle.comのプロジェクト。落札額の一部は、東京湾に浮かぶゴミの埋め立て地を緑化する「海の森」計画に寄付されます。デザインを手掛けたGLAMOROUS co.,ltd の森田恭通さんは、「緑のなかで共存する椅子をコンセプトに、自然に溶け込む迷彩柄にしました」と語っています。

 

 

 

2009年

7月

02日

ワタナベヨウスケ「キュリアランプ」

ワタナベヨウスケの新作照明は、シェードが主役です。

ランプが照らす明るい部分。その周囲の光が届かない影には何があるの…と、好奇心旺盛なシェードが、思わず首をのばしたような仕草をデザインした愛らしいランプです。ロンドンを拠点に活動する日本人デザイナー、ワタナベヨウスケさんが手掛けた、その名も「キュリアランプ」。シンプルながらも、角度によってさまざまな表情を見せてくれるところも魅力です。