リーン・ロゼから星野忠男による「アフロディット」が登場です。

リーン・ロゼから、デザイナー星野忠男によるチェスト「アフロディット」の新色が発表されました。大地や海、空を思わせる、自然とのハーモニーをテーマにした優しい色使いです。「愛と美の女神」という意味のネーミング通り、女性のしなやかな体のように、引き出しが動く姿が美しいチェストです。

モノづくりの仕組みがよくわかる !?

オランダを代表するデザイナー、ヘリット・リートフェルトのクリエイト家具シリーズから、ジュニア版チェアが復刻されました。1934年誕生のオリジナルは、木枠の梱包材を再利用したエコ商品。さらに誰でも簡単に組み立てられる、シンプルな構造が注目を浴びています。復刻版は廃材利用ではないですが、子どもの想像力をかき立ててくれることでしょう。

グルチッチが未来のために考えたエコチェア。

ドイツの科学メーカー、BASFとイタリアの家具メーカー、プランク、そしてコンスタンチン・グルチッチが手を組んで開発した、カンティレバーの椅子「ミュト」です。ポリブチレン・テレフタレート樹脂を使うことにより、薄いフレームの画期的なモデルが完成しました。この素材は、１００％再生が可能です。地球の未来を見据えたこの作品で、グルチッチならではの独創的なアイディアが開花しました。

恋人たちの街を輝かせる「JET AIME」

恋人たちの街と称される、パリ。そんな愛の街のシンボル、エッフェル塔をモチーフに、注目の若手デザイナー、ピエール・ゴナロンズが照明をデザインしました。ネーミングはもちろん愛の言葉「JET AIME」。エッフェル塔１２０周年記念のシルバープレート加工が施された限定バージョンも出ています。

チェストの概念を覆す、無敵の引き出し。

イスラエル出身のシェイ・アルカレイは、今最も勢いのある若手デザイナーのひとりです。収納棚「スタック」は、従来のチェストの概念を覆しました。前後両方から開けられる、カラフルな引き出しユニットを積み上げた姿は、まるでモダンアートです。自由な発想で収納が楽しめる新しいタイプの家具を作り出しました。

プラスティック製のモジュールが、多彩に煌めく、新感覚の照明。

重厚感あるクリスタルのような輝きを発する「トロピコ」。実はこれ、１種類のプラスティックのモジュールから作られたシンプルな照明なのです。多面体にカットされたパーツを、メタルの骨組みと組み合わせることで成形しています。写真のクリアの他アンバーと２色で展開。そのモジュールに、カラーフィルムをあわせることで多彩な光を生み出すことができます。

アールヌーボーと現代が出会い、造形美あふれるベッドが誕生しました。

このベッドの魅力は、なんといっても優美な曲線を描くヘッドボードのフォルムにあります。ノエ・デュショフール＝ローレンスが果敢にも挑戦したのが、アールヌーボーと現代的なデザインのミックス。それをチェコッティ・コレツィオーニの高い技術力が見事に形にしたのです。アメリカン・ウォールナットの上質な質感を最高に生かした、エレガントな逸品です。

ストレージ・キッチンの真骨頂、見慣れた食器がデザインの一部に！

ブルトハウプの「b2」は、オープンシェルフ＆可動式収納扉付きのキッチンです。ウィーンのデザイントリオ、エーオスが、キッチンの収納を根本から考え直して、生まれたスタイルです。ともすると機能満載でハイテクに走りがちのキッチンを、木目を生かした落ち着いたデザインでまとめました。自慢の食器がずらりと並ぶ様は圧巻です。

体が無意識に求めてしまう、アームチェアの秘密。

昨年の新作チェア「Papilio」から、さらに華やかさを増して登場したのが、アームチェアとオットマン、「Grande Papilio」です。円錐の切り出し、という彫刻を形作るようなプロセスを経て生まれたこの新作は、体を包んでくれるような安心感と優しさが感じられます。疲れて家に帰ってきたとき、まっさきに体をゆだねたくなる、そんな存在の椅子です。

木の枝が伸びて椅子に!? ２０世紀の庭から発想された椅子。

自然から借りてきたような美しい輪郭の椅子「ベジタル」を、今年のヴィトラの目玉として発表した、ブルレック兄弟。プロジェクトの最初の発想の源は、２０世紀の歴史上の庭にあったといいます。若い木が丁寧に刈り込まれて家具のような構造に育っていく、そんなシーンから。ブルレック兄弟は、木が成長したらどんな椅子になるか？そんな問いかけをし続けながら形を追い求めました。枝が３つのレベルで編まれた「ベジタル」は、なんと４年がかりでつくられました。ヴィトラとの強い協力体制に、室内でも室外でも美しく映え、かつ快適に使用できる、革新的な椅子に仕上がりました。

ジャン・マリー・マソーの洗練されたフォルムに脱帽な逸品。

B&B Italia から登場した「TERMINAL 1」は、シェーズロングとアームチェアの機能をあわせもつデイベッドです。流線形の座部にシャープな脚は、自然な曲線と緊張感のある直線が融合したジャン・マリー・マソーらしいデザインです。革張りのシートは座り心地も抜群です。

ねじれた脚が強烈な印象を放つ、カッシーナの新作。

鳥かごのような脚部は、カッシーナとロドルフォ・ドルドーニが共同で開発したオリジナルな構造。設置面のフォルムが、繊細なガラスの天板に浮かび上がる様も印象的です。高い技術力を有するブランドだからこそ叶ったインパクトのあるデザインを堪能したくなるテーブルです。

フランスからやってきた、組み合わせ自由なカラフルソファ。

種類の異なるファブリックと色の組み合わせを楽しめるリーン・ロゼのソファ、その名も「パッチワーク」です。カラフルとシックが同居する絶妙なカラーリングはさすがパスカル・ムールグによるデザインです。カウチやクイーンベッドなど、ライフスタイルに合わせた配置ができるのも魅力的なソファです。

リチャード・ハッテンの素朴な椅子に漂う、シンプルな思想。

職人が手作業で編み上げた一枚のシートを折り曲げて構成するという、シンプルな考えを形にした椅子「バックアップチェア」です。世界中で注目されるデザイナー、リチャード・ハッテンが手がけたこの作品、環境への意識が高まる次世代を見据えたプロダクトとしてE&Yの今季新作として登場しました。